2014年12月18日

常陸地方5番目の顔

見晴らしが非常に良く、海や周囲の山々を一望できる新しい建物が完成しました。

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外壁は地域の素材である大谷石のような風合いのタイルと輪郭が引き締まって見えるグレータイルの2色で明るさと落ち着きのある表情としました。複数の住棟で構成されたときの将来を考慮して水平方向に分節し、形態の連続性に配慮しています。

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建物の足元は住民に親しまれるよう、共有スペースを外部まで延長したり、歩行者の視覚にも配慮して緑で修景を行っています。学校の隣接する北側は素材や色の違いで陰影をつけ単調な表情とならないように色の計画を行っています。

(mu)
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2014年12月09日

...2ヶ月後

「木の学校」村岡小学校の特別教室棟の建て方工事が完了しました。

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2mの積雪に耐える頑丈な架構は、骨組みだけの状態でも雨や風にはビクともしません。
下は天井の最も高いランチルーム。八寸角の大きな柱が腕を広げて屋根を支えています。

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中庭側のテラスを真っ直ぐ見た光景。
何本もの柱が並ぶだけで迫力のある風景になります。
来年の春には中庭でも生徒が走り回ることのできる場所になっています。

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(mu)
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2期工事始まりました。


1.地鎮祭
村岡小学校特別教室棟・村岡幼稚園棟改築工事の安全を祈願して、地鎮祭が行われました。
右奥が昨年度改修した管理教室棟、手前が2期工事の体育館と新しく建つ木造棟の敷地です。

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2.製材所視察
木造棟の木材を豊岡の製材所で製材しています。
写真は原木を挽く様子。オペレーターが台車を動かして丸太をノコに押し当て挽いていきます。

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原木から切り出された芯持ち材と芯去り材。
1本の原木からいかに多くの製品になる材を切り出せるかが重要です。

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3.森林組合
製材、乾燥まで済んだ木材が地元の森林組合に保管されています。
こちらの森林組合には必要な大きさの原木を安く調達できるよう、山から木を切り出す所からプロジェクトに協力して頂いています。

建て方工事までもうしばらくです。

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組合の建物の壁には薪の山。冬支度は着々と進んでいます。

(mu)
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2014年07月15日

ウッディアリーナ朽木 その2

地域でつくったスギのアーチ

ウッディアリーナ朽木は、高島市朽木の中学生たちがかつて
手入れをしてきた学校林のスギと市有林のスギの天然乾燥材を用い、
地元の製材所と伝統的な技術に通じた地元大工の参加を前提に、
なるべく伝統的な構法を活用し、更に学校関係者のみならず
保護者、地域住民、林業など幅広い地元関係者と会議を重ね
設計を進めることが求められた、文字通り地域の材と人の手で作られた
小・中学校共同利用の地域体育館です。

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中学校校門から見たウッディアリーナ。
奥が中学校で、手前は道を挟んだ小学校にわたるブリッジとギャラリーです。
アーチ屋根のメインアリーナ前にサブアリーナがあります。

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材の伐採の開始時には「黎明の集い」という式典が開かれ、
児童・生徒・保護者らが参加しました。
生徒たちは林業関係者の伐採や枝打ちの実演を見学し、
伐採したスギの皮を剥ぐ作業などを体験し、
材がどのように育てられたかを学んでいました。

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伐採した材は山で葉枯らしの後、地元の製材所に運ばれ、
製材され桟積み乾燥されました。
伐採以後も、製材や建設の主な段階ごとに児童・生徒らのための
見学会が開かれました。

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乾燥し部材の寸法に合わせ製材された材が、木工事を担当する工務店に渡され、
そこで部材の細かい加工がなされます。

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加工場でアーチの構造体を半分ずつ、組み合せて、
スギの部材同士は樫の木のダボでつなぎ、それを鋼棒で締めて、
38個の半分のアーチがつくられました。

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現場でアーチを左右半分ずつ吊り込み、キーストンにあたる部材で結び、
重さを掛けて馴染ませたのち、19列のアーチをつないでゆきます。
積雪時に大きな力の掛かるアーチの橋脚にあたる1階部分は鉄筋コンクリートで、
高い精度でつくられています。

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アーチの材料の製材に合わせて沢山とれる板は、体育館のインテリアに用いました。
人がぶつかる可能性の高い1階の壁は柔らかいスギを用いているので、
全部スギで出来ているようにも見えます。
床に映るアーチ外の風景が、水面に映る風景のようでもあります。

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大きな橋のように掛かる屋根。錦帯橋よりはずいぶん幅が広い橋です。
完成から3年が過ぎ、地域の風景に溶け込み、大切に使われています。
地域の材と地域の人の手でつくられた文字通り地域の体育館です。

多くの関係者・技術者の協力で作られた体育館ですが、出発点となる
地域の人々の熱意がなくては生まれなかった建築だと感じます。

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早春の錦帯橋、何度訪ねても見事な眺めです。
広島在住の折にはしばしば訪ねました。

(IMAI)
posted by gkk-tokyoスタッフ at 23:24| Comment(0) | 建築設計・計画部門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月04日

ウッディアリーナ朽木 その1

木の建築賞・ハイブリッド建築賞受賞

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3年前の3月に竣工した滋賀県高島市立朽木東小学校・朽木中学校の
屋内運動場「ウッディアリーナ朽木」が、NPO木の建築フォラムの
第9回木の建築賞・中国木材ハイブリッド建築賞を受賞し、
5月31日東京大学農学部弥生講堂一条ホールで表彰式が開かれました。

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会場となった農学部は都心とは思えない緑に恵まれ、
木陰の気持ち良いキャンパスです。

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東京の私たちと滋賀県彦根市の水原建築設計事務所が共同で取り組んだ
スギのアーチ屋根の体育館です。
構造は山辺構造設計事務所(東京)、架構や施工については
日本伝統建築技術保存会の西澤会長(彦根)にご助言を頂くなど
東京・滋賀の混成チームで取り組んだプロジェクトです。

表彰式ではプロジェクトの紹介の機会を頂きましたが、
木の建築賞は全国4ブロック巡回で、実質4年に一度の賞ということもあり、
このウッディアリーナ朽木も設計したのは5年前と、
記憶を呼び起こしながらの説明になりました。

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学校や市関係者のみならず、PTA、地域住民も含む建設委員会の方々と
長時間の議論を重ねながら設計を進めた体育館は、昨冬に現地審査で再訪した折にも、
大切にされているなと感じ、良い経験をさせて頂いたと改めて思いました。
次回、またご紹介したいと思います。

表彰式に続き、公開フォラム「これからの木の学校建築」が開かれ、
木造校舎の防耐火性能向上の動向、熊本アートポリスでの事例、
木造校舎のJISの改正など、興味深い話題が紹介されました。

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(IMAI)
posted by gkk-tokyoスタッフ at 23:45| Comment(0) | 建築設計・計画部門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする